2024-05-21
近年は空き家の数が全国的に増加しており、それに伴い不法侵入や放火などの犯罪の発生が懸念されています。
なかでも不法侵入などに狙われやすい空き家には特徴があるため、あらかじめ特徴や危険性などについて把握しておくと良いでしょう。
そこで、不法侵入されやすい空き家の特徴や生じるトラブル、不法侵入を防ぐための対策について解説します。
台東区で空き家を所有している方は、ぜひ参考になさってください。
\お気軽にご相談ください!/
不法侵入とは、正当な理由なく無断で他人の家や土地に侵入することです。
たとえ誰も住んでいない空き家であろうが、無断で侵入すれば「住居侵入罪」になります。
では、不法侵入されやすい空き家には、どのような特徴があるのでしょうか。
また、そもそも空き家が不法侵入されやすい理由について解説します。
相続などにより親から空き家を譲り受けたものの、活用予定もなくそのまま放置されているケースも珍しくありません。
このように放置された空き家は、人の出入りがないため不法侵入のターゲットにされやすくなります。
不法侵入者は、所有者が適切に管理しているかどうかをチェックしていると言われます。
たとえば、外壁や屋根がボロボロのまま放置されていたり、郵便受けにチラシが溜まっていたりすると、長期間人の出入りがないと判断するでしょう。
このような状態の空き家は多いため、人が住んでいる家に比べて空き家はもっとも不法侵入されやすくなるのです。
空き家自体、不法侵入されやすいといわれていますが、空き家のなかでもとくに不法侵入されやすい家には一定の特徴があります。
不法侵入されやすい主な特徴は以下の5つです。
雑草が高く生い茂っている場合は、侵入時に身を隠しやすいため狙われやすくなります。
また、ゴミが溜まっている場合や、雨戸が常に閉まっている場合も人の出入りがないと判断されるでしょう。
このように狙われやすい空き家の特徴は、上記のように長期間出入りしていないことが明らかにわかる空き家です。
長期間足を運んでいない空き家は、不審者による不法侵入の絶好の標的になるため、侵入されるリスクがぐっと高くなってしまいます。
▼この記事も読まれています
空き家にはどのような種類がある?増加率が高い種類と放置するリスクを解説!
\お気軽にご相談ください!/
続いて、空き家が不法侵入されると、どのようなトラブルが生じるのかを解説します。
生じるトラブルや危険性は以下の5つです。
それぞれのトラブルについて順にご説明します。
空き家であっても、親が使用してた家具や家財がそのままといったケースもあるでしょう。
また、空き家を物置として使用している方も少なくありません。
不法侵入されれば、空き家に置いている家具や家財などを無断使用される可能性があります。
また、使用されるだけでなく、家財道具を持ち出されることもあるでしょう。
空き家を放置していると、住みつきや不法占拠されるトラブルも生じます。
とくに、電気やガス、水道といった生活に必要なライフラインを残したままにしている場合は、侵入者にとって好都合でしかありません。
そのため、不審者が集まったり、オレオレ詐欺などの犯罪の拠点とされる可能性もあります。
空き家は、放火犯に狙われやすいといった特徴があります。
放火する目的で侵入するケースや、タバコの不始末から火災が発生してしまうケースもあります。
また、空き家は出火に気付きにくく、大きな被害につながる可能性が高いため注意が必要です。
火災が発生すると、ご自身の空き家だけでなく、近隣の住民にも迷惑がかかってしまうでしょう。
たとえ自分の過失による火災でなかったとしても、空き家の所有者の責任は問われることになるため注意しなければなりません。
不法侵入者がゴミを持ち帰らず放置してしまうと、ゴキブリやネズミなどの害虫や害獣を引き寄せる原因となることがあります。
前述したように、害虫などの発生は家の劣化スピードを加速させてしまうでしょう。
空き家に行った際に、不法侵入者と鉢合わせしてしまう可能性があります。
相手がそのまま逃げればいいですが、暴力などを振るわれたりすれば命の危険にさらされる恐れもあります。
このように、空き家に不法侵入されると、多くのトラブルや危険が及ぶため、早めに対策を取ることが大切です。
▼この記事も読まれています
空き家対策には家族信託がおすすめ!制度内容やメリットを解説!
\お気軽にご相談ください!/
空き家に不法侵入をされると、所有者だけでなく近隣住民にも被害が及んでしまいます。
そのため、空き家への不法侵入を防ぐには、空き家を適切に管理していると思わせることが重要です。
ここでは、不法侵入を防ぐための対策を解説します。
空き家の所有者がよく来ていることがわかれば、不審者も警戒します。
見回りをおこなうだけでも、管理、監視されていると判断するため、簡単に侵入されることはなくなるでしょう。
なお、遠方に住んでいる場合は定期的に見回りできないケースもあるでしょう。
そのような場合は、近所の方にお願いしたり、シルバー人材センターなどに依頼するなどして対策を取ることをおすすめします。
防犯カメラやセンサーライトを設置するだけでも、不法侵入を防ぐのに効果的といえるでしょう。
不審者は、見られたり証拠として残されたりすることを嫌がります。
ライトが付けば、周辺が明るくなるため周りも異変に気付きやすくなります。
郵便ポストにチラシが溜まっていると、不審者は長期間来ていないと判断します。
そのため、あらかじめ郵便ポストの投入口にガムテープをしておきましょう。
空き家が遠方にあったり、そもそも忙しくて管理が難しいといった場合は、売却を検討してみるのも1つの方法です。
売却してしまえば、不法侵入されるリスクはもちろんのこと、管理する必要もなくなります。
また、売却したら思ったよりも高く売れたといったケースも珍しくありません。
個人の買主を探す仲介での売却が難しい場合は、不動産会社による買取を利用することもできます。
買取は不動産会社に直接売却するため、スムーズに現金化することが可能です。
管理が難しいと思ったら、早めに売却を検討するとリスクや危険を回避できるでしょう。
▼この記事も読まれています
空き家で火災が発生する原因とは?対策方法や所有者の責任について解説
不法侵入されやすいのは、雑草が伸びていたり郵便受けにチラシが溜まっていたり、誰からみても人の出入りした気配がないような空き家です。
不法侵入されると、所有者だけでなく周辺住民にも危険が及ぶ可能性があるため、定期的な見回りや防犯カメラを設置するなどして対策をしましょう。
また、遠方にあって管理ができない場合や、処分したい場合は空き家の売却を検討してみるのも1つの方法です。
台東区の不動産売却ならアークへ。
お家の買い替え制度や未公開物件などを強みとし、経験方法なスタッフが親身にご対応させていただきます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事のハイライト ●住宅ローンの返済が難しければ、まずは金融機関に条件変更の交渉をする●滞納を続けると残債の一括返済を請求され、最終的には競売にかけられる●任意売却をし...
2022-11-29
この記事のハイライト ●台東区は都内のなかでも利便性や交通環境に恵まれた住みやすさ良好な街●有名スポットが多く日本有数の観光地でもある●地価の回復にともない今は不動産売却に...
2022-12-27
この記事のハイライト ●収益物件を所有していると賃貸収入は得られるが、金利の上昇や大規模修繕に伴う出費などのさまざまなリスクも生じる●収益物件を売却すると定期的な収入はなく...
2023-01-31
この記事のハイライト ●自分で不動産の価格相場を知るには、類似物件の価格や公的な価格を調べる●机上査定は簡易査定とも呼ばれ、現地を訪問しないで書類のみで判断する査定方法のこ...
2023-01-31
この記事のハイライト ●築40年以上の住宅は新耐震基準を満たしていない可能性があるため敬遠されやすい●放置して特定空家に指定されると、固定資産税の軽減措置が受けられなくなる●リフォーム後に売却、解体後に...
2024-04-30
この記事のハイライト ●空き家バンクとは空き家対策の一環で自治体が非営利目的で運営する空き家の情報提供サイトのこと●買主の間口が広がるメリットがあるが個人間売買の場合はトラブルに発展する可能性がある●登...
2024-01-30
この記事のハイライト ●空き家を放置すると多くのデメリットが生じるため早めに売却するのが得策●空き家といえども固定資産税や都市計画税が課される●空き家を売却する場合は「古家付き土地」として売却するのがお...
2023-12-26
この記事のハイライト ●権利証とは登記済証のことで、現在は登記識別情報通知として交付される●権利証を紛失した際の売却方法には、事前通知制度の利用や司法書士や公証人に本人確認してもらう方法がある●権利証...
2023-09-26
この記事のハイライト ●不法侵入されやすい空き家の特徴は人が出入りした気配が感じられない場合である●空き家に不法侵入されると無断使用・住みつき・火災・ゴミの放置・鉢合わせの危険性やトラブルが生じる●空き...
2024-05-21
この記事のハイライト ●空き家火災の原因はさまざまだが、もっとも多いのは放火である●空き家を放火から守るには定期的な管理や見回りが必要である●火災の原因が重過失と判断された場合は所有者が責任を負う活用予...
2023-11-28
この記事のハイライト ●空き家は「賃貸用の住宅」「売却用の住宅」「二次的住宅」「その他の住宅」の4種類に分類できる●増加率が最も高いのは「その他の住宅」で家の相続が関係している●「その他の住宅」を放置す...
2023-06-27
この記事のハイライト ●減価償却とは固定資産の価値を年ごとに減らす会計手続きのことをいう●減価償却費の計算方法は売却する不動産が自宅用か事業用かで異なる●譲渡損失が出た場合は確定申告で損益通算することに...
2023-02-28